更地に雑草が生えるリスクとは?対策や活用方法をご紹介!
2022.3.29
解体工事後の更地はそのまま放置しておくと、雑草がたくさん生えてきてしまい、さまざまなトラブルが起こることも。更地に雑草が生えるデメリットは何でしょうか。おすすめの雑草対策とあわせて解説していきます。
更地に雑草が生えるデメリット
解体工事後の更地は管理を怠っていると、すぐに雑草が生えてきます。更地に雑草が生えると、以下のような問題に繋がるため、早急に対処する必要があります。
雑草が繁殖する
雑草は一度そこに根付いてしまうと、驚くほど早いスピードで繁殖してしまいます。空き家や更地に生えた雑草の種子が近隣住宅へと飛んでいき、被害を拡大させてしまう可能性もあります。近隣トラブルにも繋がるため、解体工事後の土地の管理は徹底しましょう。
害虫被害が拡大する
更地の雑草は害虫を寄せ付けます。ダニや蚊、ゴキブリなどが発生する可能性もあるため、近隣住民との関係を悪化させないように早急に対策しましょう。害虫被害が拡大してしまうと、地域の景観を損なうリスクも出てきます。
不法投棄に繋がる
雑草が生い茂った空き家や更地は不法投棄のリスクが高まります。一度ゴミを捨てられてしまうと、事態はどんどん悪化し、最終的に悪臭に繋がります。不衛生な環境になってしまうため、土地は綺麗な状態を維持しましょう。
近隣不動産の資産価値が落ちる
更地に雑草が大量に生えると、地域の景観が悪くなり、近隣の不動産まで資産価値が下がることもあります。売却時にも影響が出てくるため、近隣住民とのトラブルに巻き込まれる恐れがあるでしょう。
放火される可能性がある
雑草が生い茂っている土地は放火しやすく、放火犯の標的にされてしまうこともあります。故意な放火でなくとも、タバコのポイ捨てなどをされる可能性もあるため、雑草を取り除き、被害が拡大しないように対策しましょう。
更地に有効な雑草対策とは
更地に雑草が生えないようにするにはどうしたら良いでしょうか。雑草は根が強く、ただ単に雑草を抜くだけでは、完全に駆除できません。また、種子によって雑草が繁殖する可能性もあります。1つの雑草から出る種は数千を超えるとも言われており、雑草を根付かせないようにするためには入念な対策が必要です。以下でおすすめの雑草対策をご紹介します。
除草剤を撒く
雑草対策で最もおすすめの方法は除草剤を撒くことです。更地に生えた雑草は、根っこから枯らせるタイプの茎葉処理型除草剤を使用することをおすすめします。ただ、土に残った種子や発芽したばかりの種子は駆除できないため、土壌処理型除草剤と併用して使うと、より効果が実感できます。植物の種類によって、効果の有無は分かれるため、事前に雑草の種類を確認しておきましょう。
タイルを敷く
タイルやレンガを地面に敷くのもおすすめの雑草対策です。タイルやレンガを隙間なく敷き詰めることで、雑草が生えるのを防ぐことができます。デザインにこだわれば、景観も美しくなるでしょう。DIYすることもできるため、好きなようにカスタマイズ可能です。しかし、面積が広いと、それだけ作業時間や費用が掛かります。メリット・デメリットを考慮した上で検討しましょう。
固まる土を使う
セメントや砂でできた固まる土を使用するのもおすすめです。雑草対策できるだけでなく、土の質感もきちんと残されるため、デザイン性も保たれます。固まる土はホームセンターなどで気軽に購入できますが、水の量によっては、上手に固まらなかったりムラができたりします。自分で施工することも可能ですが、不安な場合は業者に依頼しましょう。
コンクリート舗装する
コンクリート舗装は雑草を生やさないという目的だけなら優良な方法です。雑草対策が面倒で土地活用したいという場合に向いています。ただ、一度施工してしまうと撤去が難しく、費用も高額です。撤去すると、土の状態が悪くなってしまうため、目的がある場合に使用することをおすすめします。
グランドカバーを行う
グランドカバーは雑草が生えないように他の植物で地面を覆う方法です。グランドカバーに使用する植物は微生物の発生や雑草の成長を抑制するアレロパシー効果が期待できます。グランドカバーによく使われる植物はシバザクラやヒメイワダレソウなど美しい見た目の植物です。
おすすめの土地活用方法
ここからはおすすめの土地活用方法をご紹介します。更地の雑草対策に困ったら、以下のような土地活用を検討してみても良いかもしれません。
賃貸経営
更地の土地活用で代表的なものは賃貸経営です。初期投資は数千万円から数億円掛かりますが、一度マンションやアパートを建ててしまえば、家賃収入を得ることができます。
駐車場貸し
賃貸経営の他、駐車場経営も人気の土地活用方法です。月極駐車場の場合は道路舗装と車止めを設置するだけで簡単に始められます。コインパーキングの場合は専用の機械を導入する必要があります。どちらにせよ、マンションやアパート等賃貸住宅経営に比べて少ない初期費用で始められる点が魅力です。狭い土地でも活用できます。
コインランドリー
近年、空いた土地をコインランドリーにするケースが増えてきています。単身者やファミリータイプなどさまざまなコインランドリーがあるので、その土地のニーズや市場を把握してから取り入れましょう。コインランドリーは初期費用が高額になるケースが多いですが、ランニングコストが安く抑えられるため、利用客を確保できれば安定した収益基盤を築くことができます。
トランクルーム
都市部は特に収納が少ない住宅が多く、季節ものや趣味のものをしまうスペースが限られています。そんなときに役立つのがトランクルームです。マンションやアパート等賃貸住宅経営に比べて少ない初期費用で始められ、修繕費もあまりかからないという特徴があります。ただ、エリアによっては設置できない場合もあるため、事前に確認しましょう。
最後に
解体工事後に更地を放置しておくと、雑草が生え、さまざまなトラブルを引き起こすことも。
また、住宅がある土地には税額が軽減される措置(住宅用地特例)がありますが、建物がなくなることでその特例が適用されなくなります。
住宅用地特例の適用がなくなり、通常通りの税額を支払うということです。
更地にした状態で所有するのではなく、違った形で活用する方がより賢く資産運用できるのでおすすめします。
詳しくは下記の記事でご紹介しております。よろしければ合わせてご覧ください。